【日本国内のEV販売】2026年6月のEVシェアは5.5%、販売数は約2万台でともに過去最多に!

記事公開:2026/7/20

八重さくら

皆さんおはようございます、八重さくらです!
今回は過去最多の更新が続く、2026年6月の国内のEV販売状況を解説します!

※この記事は2026年6月の情報です。最新情報はこちらから:EV販売台数の記事一覧(翌月中旬頃更新)

2026年6月の日本国内における軽自動車を含む乗用車全体の販売台数は、360,452台だった。これは前年同月の2025年6月(329,118台)からは9.52%の増加となり、COVID-19の影響を受ける前の2019年6月(366,975台)とほぼ同等となった。

このうちEV(BEV+PHEV)の販売数は19,759台、シェアは5.48%であり、販売数・シェアともに前年同月の2025年6月(9,589台、2.91%)から大きく増加。主にBEVが成長をけん引し、販売数は2026年3月の16,924台を上回る過去最多、シェアは前月の4.83%に続き、2か月連続で過去最多を更新した。内訳として、BEVは前年の1.67%から4.22%に、PHEVは1.24%から1.26%にそれぞれ増加した。

メーカー別ではテスラを含む輸入車の合計やトヨタ、SUBARUが過去最多を更新し、さらに新型リーフが好調な日産、スーパーワンが好調なホンダなどがEV販売の増加に貢献した。輸入車の合計は前年の4,604台から7,217台に、国内メーカーとして最多のトヨタは前年の2,154台から6,050台に大きく増加した。国内メーカーの2位は3,516台を販売した日産、3位は1,827台を販売したホンダとなった。

燃料別シェアではHVが50.29%で最多を維持し、HVを含む電動車全体のシェアは55.78%となった。HVは前年の50.98%から微減したものの、EVの増加とともに、電動車全体も前年の53.90%から増加した。

日本国内の燃料別新車販売シェア(2026年6月).png
日本国内の燃料別販売台数(2026年6月)(クリックで拡大)

・BEV:15,201台(乗用車全体の 4.22%、前年比 +176.03%)
・PHEV:4,558台(乗用車全体の 1.26%、前年比 +11.66%)
・EV(プラグイン車合計):19,759台(乗用車全体の 5.48%、前年比 +106.06%)

・FCV:33台(乗用車全体の 0.01%、前年比 +3.13%)
・ZEV合計:19,792台(乗用車全体の 5.49%、前年比 +105.72%)

・HV:181,256台(乗用車全体の 50.29%、前年比 +8.04%)
・電動車合計:201,048台(乗用車全体の 55.78%、前年比 +13.34%)

【本ページに掲載している販売数データのソースについて】
・登録車:一般社団法人日本自動車販売協会連合会(JADA)の燃料別販売台数(乗用車)より
・軽自動車:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売確報、及びメディア向け資料より
※シェアは上記の販売台数より独自集計
※特筆なき場合、EVはBEV(バッテリー式の完全電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)を両方を指す

販売台数とシェアの推移

2026年6月のEV販売台数は19,759台で、前年の9,589台からは106.06%増加し、3月の16,924を上回る過去最多となった。このうちBEVは前年の5,507台から15,201台に、PHEVは4,082台から4,558台に増加した。

日本国内のEV(BEV+PHEV)販売数.png
日本国内のEV(BEV+PHEV)販売数(クリックで拡大)

同期間のシェアは5.48%で、前年の2.91%からは2.57ポイントの大幅な増加となった。このうちBEVは前年の1.67%から4.22%、PHEVは1.24%から1.26%に増加した。

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日本国内のEV(BEV+PHEV)シェア(クリックで拡大)

月推移では2023年から2024年にかけて減少し2025年に停滞したものの、2026年は再度増加に転じ、過去最多を更新している。

日本国内のEV(BEV+PHEV)販売数 と シェア(月推移).png
日本国内のEV(BEV+PHEV)販売数とシェアの推移(クリックで拡大)

メーカーと車種

メーカー別EV(BEV+PHEV)販売台数(2026年6月).png
メーカー別EV(BEV+PHEV)販売台数(2026年6月)(クリックで拡大)

6月のメーカー別販売数のトップは7,217台を販売した輸入車の合計で、前年の4,604台からは56.75%の増加となり、6か月連続で3割超の成長を維持すると同時に過去最多を更新した。このうちBEVは前年の3,653台から6,051台に、PHEVは951台から1,166台に増加した。後述の通りテスラが3か月連続で前年から約3倍に増加しており、大半がテスラによる増分と推測される。乗用車のEVに占める輸入車のシェアは36.53%で、BEVに限れば39.81%となった。これは6割を超えた2025年からは減少しているものの、乗用車全体に占める輸入車のシェア(10.80%)と比べると、依然として高い割合を維持している。

国内メーカーのTOPは6,050台を販売したトヨタで、引き続き新型bZ4Xが販売をけん引。前年の2,154台からは180.87%の大幅な増加で、2026年3月の5,140台を上回る過去最多となった。このうち「プリウス」「ハリアー」「RAV4」などの登録車のPHEVは前年の2,108台から2,935台に、「bZ4X」やレクサス「RZ450e」などのBEVは46台から3,115台に大幅に増加した。BEVのうちJADAの乗用車ブランド通称名別順位より「bZ4X」が2,776台(登録車26位)と公開されていて、レクサス「RZ450e」など他の登録車のBEVは339台と推測される。

国内メーカーの2位は3,516台を販売した日産で、新型が発売された「リーフ」に加え、軽自動車の「サクラ」も回復し、前年の1,684台からは108.79%の増加となった。車種別では「サクラ」が前年の1,137台から1,913台に、「リーフ」と「アリア」の合計は547台から1,603台に大幅に増加。このうち「リーフ」は1,504台(登録車40位)と公開されていて、残りの99台が「アリア」と推測される。

国内メーカーの3位は1,827台を販売したホンダで、「Super-ONE」が販売をけん引し、前年の1台から大幅に増加した。車種別では5月に登場した「Super-ONE」が1,061台(登録車43位)、軽自動車の「N-ONE e:」が766台と公開されている。

このほかTOP3には入らなかったものの、国内メーカー4位の三菱は735台を販売し前年の1,084台から減少、5位のSUBARUは395台を販売し前年の17台から大幅に増加すると同時に、過去最多を更新した。

また、輸入車の7,217台のうち、JAIA(日本自動車輸入組合)の「2026年6月度輸入車新規登録台数(速報)」によると、普通乗用車のOthersは3,997台(前年の1,407台から増加)で、ほぼ全数がテスラ予想される。また、電動車専業メーカーのHyundaiは前年の124台から111台(うち77台が「小型」のINSTER)に減少、BYDは前年の512台から536台に増加した。

おわりに

6月に過去最多のシェアと販売数を記録した要因の一つが、テスラの販売増加だ。ただし、良いニュースばかりではない。以下のような報告は、販売数の増加に対して、現場が追いついていないことを示唆している。

テスラは1年以上にわたり前年から2~3倍のペースで販売が増え続けている一方で、納車・整備拠点が同じペースで増えているようには見えず、早急な対策が必要といえるだろう。

国内でこのようにEV販売が増え続ける一方で、業界では認識が追いつかない事例も散見される。

ただし、業界でも全員が同じというわけではない。例えば自らBYDのSEALION 7を購入した国沢氏は、現状を以下のように評する。

また、EVを単なる自動車(エネルギーを消費して移動するための手段)として見ると、片手落ちになる。EVは本質的には走る蓄電池であり、化石燃料の輸入に伴う巨額の外貨流出を抑制し、エネルギー安全保障を強化するための手段なのだから。

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