【日本国内のEV販売】2022年9月のEVシェアは約4.1%、販売台数も1.3万台で過去最高に!

記事公開:2022/10/28

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皆さんおはようございます、八重さくらです!
本日は過去最高記録の更新が続く2022年9月の国内のEV販売状況を見てみましょう!

※この記事は2022年9月の情報です。最新情報はこちらから:EV販売台数の記事一覧(翌月下旬更新)

2022年9月の日本国内の軽自動車を含む乗用車全体の販売台数は324,901台で、COVID前から大きく減少していた2021年9月とは打って変わり約26%の増加となった。ただし2019年9月の約46万台には遠く及ばず、引き続き半導体不足やCOVIDの影響の影響を受けているものと思われる。

全体の増加に対してEV(BEV+PHEV)も負けておらず販売台数は13,314台で前年比3倍以上に成長、シェアは4.1%(BEVは2.7%)で前年比2.4倍に成長。先月のシェアと比べるとBEVは2.7%を維持し、PHEVが1.2%から1.4%に増加。プラグイン車全体では引き続き統計データが存在する2018年以降の最高記録を更新すると同時に、2022年1月からの累計でも2.7%を突破した。

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日本国内の燃料別販売台数(2022年9月)(クリックで拡大)

台数ベースではBEVが前年比で+240%(約3.4倍)、PHEVが+153%(約2.5倍)とどちらも成長しており、特にBEVが驚異的な成長率を記録。先月に続いて日産と三菱が成長を牽引しており、合計13,314台のうち日産が約半数となる5,510台(うち軽自動車のサクラが約8割の4,247台)で前年の1,454台から約4倍、三菱が3,934台(うち軽自動車のeKクロスEVが1,058台)で前年の515台から約8倍に大きく成長している。

一方でFCVは31台(29台がトヨタ・ミライ)で先月の10台からは増加したものの、前年の85台から大きく減少している。

依然として電動車として圧倒的多数を占めているHVは138,026台で、シェアは42.5%と高い水準を維持している。

・BEV:8,691台(乗用車全体の2.67%、前年比+240.42%)
・PHEV:4,623台(乗用車全体の1.42%、前年比+152.76%)
・EV(プラグイン車合計):13,314台(乗用車全体の4.10%、前年比+203.83%)

・FCV:31台(乗用車全体の0.01%、前年比-63.53%)
・ZEV合計:13,345台(乗用車全体の4.11%、前年比+198.75%)

・HV:138,026台(乗用車全体の42.48%、前年比+17.66%)
・電動車合計:151,371台(乗用車全体の46.59%、前年比  +24.30%)

【本ページに掲載している販売数データのソースについて】
・登録車:一般社団法人日本自動車販売協会連合会(JADA)の燃料別販売台数(乗用車)より
・軽自動車:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売確報、及びメディア向け資料より
※シェアは上記の販売台数より独自集計
※特筆なき場合、EVはBEV(バッテリー式の完全電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)を両方を指す

販売台数とシェアの推移

9月の販売台数の増加ペースは、一時的に減速した8月の約2.5倍から再度加速し、前年比で3倍に。

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日本国内のEV(BEV+PHEV)販売数(クリックで拡大)

乗用車全体の大幅な増加にもかかわらず、EVは全体を上回るペースで増加。シェアは過去最高の4.1%に達し、前年比では引き続き2倍を超える成長を続けている。

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日本国内のEV(BEV+PHEV)シェア(クリックで拡大)

2022年1月からの累計では69,368台(前年の31,685台から2倍以上)に達し、シェアは2.71%(前年の1.10%から2.5倍以上)に上昇。安定した増産が続く日産サクラ/三菱eKクロスEVに加え、先月と同様、新型日産リーフ(1,177台、登録車37位)や三菱アウトランダーPHEV・エクリプスクロスPHEV(合計2,876台)、さらにトヨタや輸入車などが累計台数を押し上げている。

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日本国内のEV(BEV+PHEV)販売数とシェアの推移(クリックで拡大)

メーカーと車種

2022年9月のトップメーカーは8月に続いて日産サクラや日産リーフが好調な日産で、5,510台のうち4,247台が軽自動車の日産サクラ、1,177台が日産リーフと公開されており、残りの86台が日産アリアと推測される。

2位も8月に続いてアウトランダーやエクリプスクロスのPHEVモデルが好調な三菱で、内訳はeKクロスEVが1,058台、アウトランダーPHEVとエクリプスPHEVが合計2,876台となる。eKクロスEVは発売当初の月間販売計画が850台だったことを考えると、9月は計画よりも多く販売したことになる。

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メーカー別EV(BEV+PHEV)販売台数(2022年9月)(クリックで拡大)

輸入車の内訳は不明ながら3位はおそらくトヨタで、車種別台数は公開されていないものの、プリウスPHVとRAV4 PHVで半々程度と推測される。

なお、JAIA(日本自動車輸入組合)の「2022年9月度輸入車新規登録台数(速報)」によるとHyundaiが147台(ほぼIONIQ5と推測)、Othersが864台でこのうち9割以上がテスラと推測される。

おわりに

2022年の後半に入り、国内でも日産サクラや三菱eKクロスEVの発売に伴い販売が急増したことで、EVに関するニュースを目にすることが多くなった。特に直近ではトヨタのEV戦略見直し(EV専用プラットフォームへの移行)や65万円~とされる宏光MINI EVの国内での来春の発売など、インパクトのあるニュースも増えている。

参考:トヨタ、EV戦略見直し検討 クラウンなど開発一時停止=関係者
参考:中国の格安EVが日本市場を調査 巡回介護車などに用途

さらにリコールと原因究明により長らく販売が止まっていたトヨタbZ4Xの販売再開も発表され、年末に向けて納車が増加すると思われる。

一方で当初は10月末の終了とされ、その後11月中旬頃まで延長されたCEV補助金は、2次補正予算にて大規模な予算を確保して継続されるとの報道も。国内でもグリーンピース・ジャパンなどが延長を求めて署名を集めていたが、見事に要望が実った形となる。

参考:「CEV補助金」11月以降も継続へ 経産省が2次補正で当初予算+1次補正上回る規模 EV販売を後押し

補助金の有無は売上に大きく影響するため、もしこの予算案が予定通り成立すれば、このままペースを落とすことなく年末にかけて販売の増加が続くだろう。

なお、以下の急速充電器の整備についての署名もまもなく最低目標の500筆に達する見込みで、引き続きご支援をお願いしたい。

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