【日本国内のEV販売】2022年7月のEVシェアは約3.6%、初めて単月で1万台を突破!


記事公開:2022/8/22

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皆さんおはようございます、八重さくらです!
本日は初めて単月で1万台を突破した2022年7月の国内のEV販売状況を見てみましょう!

2022年7月の日本国内の軽自動車を含む乗用車全体の販売台数は288,145台で、上半期(15%~20%)と比べて供給不足による減産の影響は軽減されたものの、2021年7月と比べると引き続き約7%の減少となった。

一方でEV(BEV+PHEV)の販売台数は10,323台で前年比2.8倍に成長、シェアは3.6%(BEVは2.1%)で前年比3.0倍に成長。統計データが存在する2018年以降のすべての月における最高記録を更新すると同時に初めて単月で1万台を突破した。

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日本国内の燃料別販売台数(2022年7月)(クリックで拡大)

6月に続いてBEVがPHEVを上回り、前年比ではBEVが+215%(3倍以上)、PHEVが+138%(約2.4倍)とどちらも驚異的な成長率を記録。合計1万台のうち日産が約半数となる5,047台(うち軽自動車のサクラが3,319台)で前年の1,095台から約5倍、三菱が3,620台(うち軽自動車のeKクロスEVが552台)で前年の503台から約7倍以上に大きく成長している。

一方でFCVは14台(すべてトヨタ・ミライ)で前年の210台(うち207台がトヨタ・ミライ)から大きく減少、モデルチェンジ前(2020年8月)の水準まで落ち込んだ。

電動車として圧倒的多数を占めているHVは119,468台で減産の影響などにより前年比-1%と微減しているものの、引き続き電動車の主役を担っている。

・BEV:6,176台(乗用車全体の2.14%、前年比+214.62%)
・PHEV:4,147台(乗用車全体の1.44%、前年比+137.92%)
・EV(プラグイン車合計):10,323台(乗用車全体の3.58%、前年比+178.55%)

・FCV:14台(乗用車全体の0.01%未満、前年比-93.33%)
・ZEV合計:10,337台(乗用車全体の3.59%、前年比+163.97%)

・HV:119,468台(乗用車全体の41.46%、前年比-1.35%)
・電動車合計:129,805台(乗用車全体の45.05%、前年比 +3.83%)

【本ページに掲載している販売数データのソースについて】
・登録車:一般社団法人日本自動車販売協会連合会(JADA)の燃料別販売台数(乗用車)より
・軽自動車:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売確報、及びメディア向け資料より
※シェアは上記の販売台数より独自集計
※特筆なき場合、EVはBEV(バッテリー式の完全電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)を両方を指す

販売台数とシェアの推移

EVの販売台数は6月の前年比増加ペース(前年比2.4倍)から更に加速し前年比で約2.8倍の成長を記録、統計データが存在する2018年以降で初めて単月で1万台以上を達成

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日本国内のEV(BEV+PHEV)販売数(クリックで拡大)

乗用車全体の減少とEVの増加によりシェアは3.6%に達し、前年比で約3倍に

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日本国内のEV(BEV+PHEV)シェア(クリックで拡大)

2022年1月からの累計では46,958台(前年の23,659台から約2倍)に達し、シェアは2.35%(前年の1.01%から2倍以上)に上昇。日産サクラ/三菱eKクロスEVの増産に加え、新型日産リーフや三菱アウトランダーPHEV、エクリプスクロスPHEVなどが累計台数を押し上げている。

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日本国内のEV(BEV+PHEV)販売数とシェアの推移(クリックで拡大)

メーカーと車種

2022年7月のトップメーカーは6月に続いて日産サクラや日産リーフが好調な日産で、5,047台のうち約半数以上となる3,319台が軽自動車の日産サクラ、1,546台が日産リーフと公開されており、残りの182台が日産アリアと推測される。

2位も6月に続いてアウトランダーやエクリプスクロスのPHEVモデルが好調な三菱で、eKクロスEVが426台、アウトランダーPHEVが2,620台と公開されており、残りの574台がエクリプスPHEVと推測される。

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メーカー別EV(BEV+PHEV)販売台数(2022年6月)(クリックで拡大)

3位はおそらくトヨタで、車種別台数は公開されていないものの、bZ4Xはリコールによる生産停止中のため、プリウスPHVとRAV4 PHVで半々程度と推測される。

「輸入車」についても内訳は不明だが、JAIA(日本自動車輸入組合)の「2022年7月度輸入車新規登録台数(速報)」によるとOthersは2台のみであり、テスラはほぼ0台と推測される。

おわりに

台数・シェアともに過去の記録を更新した6月をさらに上回り、力強い成長で下半期がスタートした。

この成長は主に6月に納車が開始した日産サクラや三菱eKクロスEVなどの軽自動車によるもので、合計すると4,007台となり、乗用車全体と同様、約4割を担うまで成長した。

日本国内のEV(BEV+PHEV)登録車・軽自動車別販売数.png

言い換えればEVは登録車・軽自動車による向き不向きは存在せず、日本国内においてもあらゆるクラスで通用するパワートレインであることを証明していると言えるだろう。

日産サクラと三菱eKクロスEVはそれぞれ受注数が22,000台(7/19)と5,400台(7/27)を超え、合計すると3万台近くとなる。両者とも年内生産分はほぼ完売したとの報道もあり、年末に向けて引き続き台数・シェアともに成長が期待されている。

一方で9月にはテスラ モデルYの納車も開始される予定であり、日産サクラや三菱eKクロスEVとともに2022年の台数とシェアを押し上げると推測される。

ただし高速道路などの遠出する際の急速充電インフラの整備については目立った進展は見られず、引き続きEV普及に伴う不安材料となっている。この調子で車両が増え続けた場合は繁忙期のSA/PAにおける充電待ちが増加する可能性が高く、一刻も早く急速充電インフラの整備が必要だ。

この状況を打開するためにも、引き続き以下の署名キャンペーンへの支援をお願いしたい。

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