【テスラ乗りは要注意】キーケースに潜む意外な落とし穴とは?

事務所の社用車であるテスラモデルXにいくつかの不具合が発生して原因を調べたところ、なんとキーケースに起因する意外な落とし穴が判明!!
テスラ乗りでキーフォブを使っている方(モデルS/X、及びモデル3/Yでキーフォル部を追加購入した方)で、キーケースを使っている方は是非ご覧ください。

 

一見関係なさそうな複数のトラブルだが・・・

事の発端は以下のトラブルが数日内に立て続けに発生したこと。

  • たまにキーフォブの反応が悪い(ボタンを押しても車両が反応しない)
  • 充電が勝手に停止する、充電が開始できない
  • 充電口のロックが勝手に解除される
  • 充電口が勝手に開く
  • ブレーキを踏んでシートポジションが記憶された位置にスライドしたあと、すぐに勝手にイージーエントリーの位置に戻る

実はこれ、全て同じ原因。なんとキーフォブに被せていたキーケース(カバー)がキツく、トランクのボタンを勝手に押していたのである。
今回は以下のAmazonで購入した以下のものを使用していたが、特にゴム製のキーケースで発生しやすいらしい。

テスラキーケース.jpg

言われてみれば発生しそうなトラブルだが、実はすぐに原因がキーケースであることはわからなかった。
というのも、このキーケースは購入してから1年以上使用しているが、トラブルが発生したのはつい最近だからだ。
1年以上も使っていたキーケースが原因であとから問題が発生する可能性がある事を覚えておくべきだろう。

なお、今回のトラブルに於いて1つだけ日本の厳しい規制に助けられたことがあった。
アメリカ等の海外では「キーフォブを用いてサモン(車両を前後に動かすこと)が出来る」が、日本の法律では禁止され、国内では利用できない。
Amazonの海外からのレビューでサモンが上手く動作せず接触事故を起こした事例があったが、今回は規制のお陰でこれを避けることが出来た。

 

テスラならではな迅速な問題解決

さて、今回のトラブルに於いて特筆すべき点が1つある。
通常、車にトラブルが発生して原因を特定する場合はディーラーなどへ持ち込み、確認をお願いすることになる。
しかし2020年4月現在、COVID-19による緊急事態宣言が出され、外出自粛や人との接触を減らすように求められている中、ディーラーへ出向くには気が引ける。

そこで、テスラの「常に車がインターネットに接続されたコネクテッド・カー」である利点が活きる。
トラブルが発生した時刻を電話で伝えると、テスラ社のエンジニアがインターネット経由で車両に接続し、その時刻のログを取得。
今回はログ上に「キーフォブのボタンが連打されていた」という記録が見つかったため、問い合わせからわずか数時間、家に居ながら問題が解決できたのである。

現在は既存自動車メーカー各社がこぞって「コネクテッド機能」の導入を進めているが、ここまで短時間に詳細なログを取得し、更に問題の原因まで分析できるレベルのサービスを提供しているメーカーは少ないだろう。
ハードウェアとソフトウェアを垂直統合し、全てのソフトウェアを内製する。そして最新のテクノロジーを惜しみなくつぎ込むことができる、テスラならではの迅速な問題解決だったと言えるだろう。

 

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