事務所移転と太陽光発電導入
2019年12月、私「八重さくら」が所属している事務所であるコンシェルジュ・システムズが都内から千葉県木更津市へ移転。
太陽光発電のためにわざわざ郊外に土地と建物を購入し、事務所を移転する・・・その必然性とは?
太陽光発電という手段
加速する気候変動により世界中で台風(ハリケーン)・豪雨・高潮・干ばつ・森林火災をはじめとした大規模な自然災害が増え、暮らし難い環境へと変化している。
少しでも気候変動を減らして暮らしやすい環境を維持するには、その主な原因と言われている二酸化炭素(CO2)削減し、カーボン・ニュートラル(CO2の排出量を実質0にすること)を目指すことが必要だ。
私たちは日常生活に於いてあらゆる場面でCO2を排出しており、今すぐにそれを0にする事は不可能である。
しかし、少しの工夫だけで排出量を大幅に減らせる場面も存在する。
例えば、
- 電気の使用(火力発電)による排出
- 車の使用(ガソリンの燃焼)による排出
については「太陽光発電」と「電気自動車」組み合わせるだけで大幅に削減可能である。
太陽光発電や電気自動車を開発してくれた優秀な技術者が「暮らしやすい環境を維持する為の手段を用意してくれている」のに、利用しない手はない。
そう、事務所の移転はそんな当たり前の事を実施しただけの、必然的な行動だった。
物件とシステム構成の選定
今回は中古物件から移転先を選定したが、その場合は事前に「太陽光発電を付けられるかどうか?」の確認を忘れずに。
築40年を超える物件だったが、設計士より「問題なく付けられるだろう」との回答により、正式に物件を決定。
そしてもう一つの重要な要素は「日当たりの良い南屋根の面積」。
太陽光発電は原則として南側の日当たりの良い屋根に取り付けることになるが、取り付けたい発電量の面積を確保できるかがポイントになる。
今回の物件は南屋根だけだと出力1.85kW分しか設置できず、とても事務所の使用電力を賄えるほどではない。
そこで、今回は北屋根への設置、及び新設するカーポートの屋根への設置を行い、出力7.77kWを確保した。
主要な構成は上記のとおりだが、北屋根への設置は反射光による光害を誘発する可能性があるため、事前に「北屋根へ設置できるかどうか?」を確認しよう。
なお、出力を7.77kWとしているのは1年間で使用する電気量から逆算し、約8,000~9,000kWhを発電できるようにするためだ。
(事務所内での使用に加え電気自動車の充電を行うため、使用量は若干多めに見積もっている)
ただし北面へ設置した分は効率が落ちることに加え、カーポートは日陰になりやすいため、実際の発電量はもう少し少ないと思われる。
発電量についても月に1回程度、本ブログにて紹介していく。
※今後、当ブログでは太陽光発電の設置や発電状況の報告などの記事を取り扱う予定です。